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ダイヤモンドでなくウンチだった!アックアサンタオイル⑤

さてさて気になるところの搾油。


オリーブは収穫したらいち早く搾油所に持ち込みさっさとオイルに加工して貰うことは
いいオイルになるための最重要課題の一つ。


搾油所の機械に入れる最小ロットは300kg
小さなコンテナー約12-3個分が必要になります。

私は3月7月の訪問時、口をすっぱくして頼んだことの一つ、
収穫の人の確保。

搾油所の機械の最小ロットの関係、即日搾油をしたいからだ。


ただ、アントネッラ、私、外国人労働者日によって2~3人合計5-6人で収穫するのだが
アサクラ農園のように行かない現実に直面。


先ず農園の環境。
収穫直前に下草を刈り取ってあるのだが、
黒イチゴの棘のある枝が下に残っており、それが邪魔して下に張る網の移動が非常に困難なこと、
敷くとき、片付けるとき、いちいちこの棘付き枝がからまわり作業に時間を要する。

そして剪定されていない、一本の木の先端が高い。
非常に時間がかかる。

そしてなにより外国人労働者、アフリカから来たナイジェリア人なのだが(彼らについては後日詳しく書くつもり)

その彼らの作業速度が遅い!
アサクラ農園の毎年頼む3人のおじさん達の凄さがやっとわかった。
一本の木を処理する時間がぜんぜん違う。そして木から木への移動。はやいはやい~


私やアントネッラも彼らには到底かなわない。


そんなわけで人数だけは揃ってるが、速度がのろい。
一日の最低ロットまで行かないこともあり、
結局2-3日に一回で搾油所に行く、やっぱり恐れていた状況になってしまったのだ。

これがワンコンテナーの量・約25kg近く入る。
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これは初めてトラックでオリーブを持ち込んだとき。
庭の隅にあったボロトラック、

動くのか!と私はつい聞いてしまった。
とにかくボロ。ボロボロ~~~

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後ろのついたてが壊れてて紐でくくって養生。
そして乗ってもっと驚く。
シートベルトなし、中はなんにもない。とにかくボロボロ~(笑)

てっきり誰かに借りたのかと思ったが、この土地を求めたときすぐに購入したそうだ。
それにしてもしつこいですがかなりのボロで、
アントネッラしか運転できない!

エンジンがかかると
『うまく目的地まで着きますように!』とアントネッラ。ワタクシ、ゾゾゾォ~(青ざめ)


街に出るまで山道なのでギアの入れ替えに汗かき汗かき運転するアントネッラ。
(外は相当気温が低かったのですが・・・・)

舗装に出たとき笑顔に戻って余裕の表情で

『レイコにも運転覚えて貰わないとね~』だって。

おいおい~~

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収穫は今年はショウガナイ。
しかし
搾油所はとてもいいところを見つけておいてくれた。

最初、彼女のオイルを味見したとき、あいしくない~~とがっかりでしたが
収穫の仕方や、搾油所を見学、そして保存の仕方を見て
全てを改良すればいいオイルが出来るはず、と

彼女に全てを替えるように指示したのですが
搾油所が見つかるか、が心配でした。


小さい搾油所だがとても清潔で、アサクラオイルの搾油所と同じメーカーの搾油機、
しかも新しい機械なのでかなり期待をもって搾油に臨みました。

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洗浄-真水で洗います

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練りこみ工程
アサクラオイルと同じ石臼を使わない金属で粉砕しそれをさらに練りこむことで
繊維が小さくなりペースト状なっていく。


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ペーストになったものを『油分』『水分』『滓』にこの筒状の中の遠心分離によってわけます。

遠心分離は摩擦熱を生じる為、オイルの有効成分が破壊される、
もしくは回転による圧力によりオイルの成分が破壊される、

といわれており敬遠されておりましたが、
それは10年近く前以前のことで、

古い機械はその通りですが、
このメーカーの最新バージョンは摩擦熱の解消、低速回転による高圧になるのを改良しており

遠心分離の弱点を解消しています。


そしてついでに説明しますが、
遠心分離法に対し
圧搾法はこの遠心分離の摩擦熱・圧力がかからないと思っている方がいますが、
そうではなく、
結局、圧搾で絞った絞り汁(油分と水分)はどうやって分離するのでしょう?

結局最後に遠心分離にかけて油と水に分離するのです。
ですから摩擦・圧力の全くかからないオリーブオイルもないわけです。

この搾油所のこの遠心分離工程での中のペースト状の温度は25℃をキープ。
28℃以下が好ましいという、EUの規定温度を3℃も下回っています。

出来上がるオイルがかなり期待が出来ます!
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分離が終わって出てきたアックアサンタ!

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これがアックアサンタ・オリーブオイル!完成です!


ちなみに100mlの小瓶に入れて搾油所がサンプルとして管理するそうです。
後々のトラブルがあった場合の証拠品だそうです。


この色、オリーブの品種の違いとやはり気候風土による違い。
アックアサンタは

●フラントイオ
●レッチーノ
●モライヨーロ

という比較的ポピュラーな品種(どの地域でも栽培されているという意味)ですが
アックアサンタのこの三種類は古代品種とアントネッラがもうしておりました。
品種改良を重ねたものではないそうです。
すごいでしょ!



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All Comments

すごーーーい! 何千年も前の人が食べていたものと完全に同じではないけれどそれに近い味わいが復活したということでしょうか。オイルのあざやかな色、とっても綺麗ですね! 車のボロになぜか共感してしましますw


URL | 2009/11/18(水) 00:26:52 | やまだ #- | [ 編集]

きれいな色!

ほんとすごい!
どんな味なんだろう~。

URL | 2009/11/18(水) 08:01:28 | さかな #TRcOFq4w | [ 編集]

色、とてもきれいなのがわかると思います。
味もね~こればっかりはお伝えしにくいんですが、次回表現したいと思います。
ボロ車、私も非常に共感するんですよ!
しかしボロさ加減が日本人の想定範囲を超えております(笑)絶対日本の車検では通らない!

URL | 2009/11/18(水) 15:07:35 | アサクラ #- | [ 編集]

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