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震災より一年に思うこと

しまった~FBばっかりでこちらがご無沙汰になったら
スポンサーサイトに占拠されてしまった、こんなことも久々です。


と言うわけで久々書いてみます。



さて



4月1日・日曜日からイタリアなんですが、


今年のイタリアの冬も大荒れで雪が各地で降り、(いつも降らないところに)
アサクラ農園のペンネも1m以上の積雪となり、粘土質の畑はいつまでも湿ったままで
畑に入れない状態だったため、今年はいつもより遅い剪定作業となる。


いつもは3月の中旬にはイタリアにいるのですが
今年は二週間以上も遅れている。




昨年は剪定のさなか大地震が起こり、その上原発問題勃発、
ワタクシ、イタリアで立ち往生、とんでもないことになってしまったのが



このイタリア行きを前にしてふつふつと当時のことが思い出されます。


あれから一年がたったんだな~と
先日の3.11にサイレンが鳴り黙祷をしたとき以上に強く実感している。


なす術も無く、イタリアでひたすらオリーブの枝を切っていたわたし。


なくなった方や、家を失った方、もっともっと大変な被害の方には
心よりご冥福と、心よりお見舞いを改めて申し上げます。


震災から一年が経ち、
先日は京都のプレマ株式会社さんが立ち上げた福島を中心に震災被害にあわれた方のための
プレマ基金のシンポジウム「それでも桜咲く」に参加、


プレマ基金はあの震災からずっと継続で福島を支援されており、その報告と
被災者そしてボランティアされている方々のパネルディスカッションがあり


とても興味深かった。


震災から今までの被災者の方の現状は涙無くしては聞けない、
そしてみなさん淡々と話している姿により胸が熱くなった。



ディスカッションのメンバー、ボランティアの方々も継続で支援することにより
当事者以外は見えないものも見ている、というのが
話の端々からわかる。


それら二者の立場、そして支援しているプレマ基金の代表中川さんの言葉


「ふくしまの現状、難しい。わたしにもわからない」と
おっしゃっていた言葉がとても印象的だった。



そうなのです。
当事者しか、本当のところはわからない。


わたしも、福島県会津若松在中で被災者と、自分では意識している。
食べ物を扱っているので倉庫も全て兵庫県に移した。


これも昨年イタリアで剪定をしているときに、
福島にオルチョを置くのは無理!と決断、


ずっと遠くの倉庫を!と


オルチョのお客様であるプレマの中川社長に関西の倉庫はないでしょうか、と

電話も不通、メールも不通、電話回線関係が麻痺の中、


ツイッターだけは機能していた中、
運良くフォロワー同士だった中川社長に上記のように相談したところ


「その大事な商品をわたくしどもに託してはいただけませんか?」


と言ってくださった。


ワタクシは、想定外のこの言葉に驚くとともに、
悲しく、焦って、心がかき乱れている中、光明となったのでした。



そして今も、プレマ株式会社物流センターさんにご厄介になっているのであるが


プレマさんのふくしま支援はその後すぐに始まり、
会津にも来て下さり、並々ならぬ助けとなっていただいている。


世の中、ほんとうに捨てたもんじゃない。


40数年生きてきて、私はリコンしどん底に落ちた時、そしてその後にそう思ったのがはじめて、
そして今回は人生二度目の「世の中捨てたもんじゃない」と




心から思うのであります。



そうそう付け加えるとこんな大惨事の中、
イタリアの生産者のメンバーもよく協力してくれた。


オルチョのジョバンナとサルバトーレ、
アックアサンタのアントネッラ、
ラディーチのサンドラとビッビアーノ
パスタのマリオ!


今、改めて感謝したい、そう今回イタリアでそれを伝えなきゃ!



そしてその彼らの大事な生産物は無事に日本に到着し、倉庫に管理され、
みなさまの手の元にいつものように滞りなく届いている。(あっ欠品が多すぎ!?)


これも昨年、孤独の中イタリアで剪定していた時には想像もできなかった。
もう天と地がひっくり返ったような現状になるだろう、と



頭の中でぼ~っと考えていたのに。


オルチョ他、求めてくださるお客様がいたこと、応援もあったでしょう!
通るべきところを通って皆さんの元に届いている現状、



これも奇跡に値すると今、しみじみ思う。




震災そのものについては

一年たち、人それぞれと言うのがまさに実感できる。


オルチョ講習であっちこっち全国を回る立場としてなおわかる。


「なんで福島に住んでるのか」と心からの助言もいただきますが、


わたしは
覚悟してここに住んでいる。


色々なことが上から降るように情報や助言もありますが

わたしは、自分で決めてここ会津に住んでいる。


あらゆることの、自分に出来る精一杯のことをして、、、生きている。


会津が好き、家族も友人も知人も、、、
そしてなんといっても自分のふるさと、生まれ育った街が愛しい。


オルチョを始めて、ずっと見守ってくれた街、
この街が好きなんです。


猪苗代湖ズのふくしま~がふくしま~が好き~~~♪

あれは、ほんと福島に住む人々共有できる曲。
私もあのワンフレーズそのもの。


目に美しい自然が一杯、癒してくれるこの街が好きなんです。


自分が決断してここに住む。


避難や原発については
「それぞれが決める」でいいと思う。


それぞれの選択をわたしは尊重するし、
自分も尊重する。


オルチョや他商品は本当にありがたいことだが
プレマさんの甲子園物流センターのありがたい空間の中で皆様のところに届くのを
じっと待っている。


そうそう、


数週間前、3.11モードであの日前後は問い合わせが多かった、



「オルチョは船が日本に到着し、福島経由なのか?」と。


オルチョその他はワタクシの子供、娘のような存在です。
大事です。


船が着いてまず自分の目で確かめたいのに出来ないもどかしさはあります、

しかし、
プレマさんの想定外の手厚い管理の中、皆様のところに届くのを待っています。

福島は経由しておりませんので心配の方はご安心下さい。




震災後一年経った今だから思うことを書いてみた。
一億人分の震災後一年があるんだと思います。



いや世界中の人が、かも。


みなさんの一年を私は心から尊重します。





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